『silent』第2話「好きになれてよかった…そう思いたい」
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感動のカフェシーンは、第2話の最後です!
第2話 あらすじ
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ネタバレも含みます。
再び高校時代から始まる。放課後の教室で話す青羽紬(川口春奈)と佐倉想(目黒蓮)。
「ただ好きな人と話している その時間に意味があった」。楽しそうで幸せそうな2人。
通りかかったサッカー部顧問の古賀先生(山崎樹範)が冷やかす。
「お前ら2人が付き合って学校中が失恋パンデミックだよ。お前ら自分がモテるって自覚あるか?」
高校の卒業式。「特別なものなんて何もいらなかったし このままでよかった」と思っていた想は耳鳴りが始まる。
想の様子がおかしいことに母・律子(篠原涼子)が気づく。
母と何度も病院へ行き、検査を重ねて病気が判明する。遺伝性の病気の可能性もあると言われるが、母はまったく思い当たらない。病気はゆっくり進行する人もいればそうでない人もいるし、わずかに聴力が残る人もいれば完全に聞こえなくなる人もいるという。
予定通り、東京の大学へ進学するために家を出る想。
駅まで車で送ってくれた母へ「お母さん ごめんね」と笑いかける。
「いってらっしゃい」と気丈に振舞う母は、想の後ろ姿を見つめながら涙を流す。
東京での大学生活が始まる想。地元へ帰り、公園で紬に病気のことを話そうとする。しかし、電話が好きで、想の声が好きだと話す紬に言い出せない。そのまま公園をあとにし、泣きながら帰る。
紬と想が会ったのはそれが最後になった。
「それから佐倉くんは一度も電話に出てくれなかった」。
8年ぶりに再会し、想が去っていく姿を呆然と見つめながら涙を流す紬。
想は、しゃがみこんで泣き続けている。桃野奈々(夏帆)が近づき、肩をたたく。
カフェへ行き、お茶を飲んで「落ち着いた?」と尋ねる奈々。
奈々との会話の中で、想が拾った紬のイヤホンが4万円だと知る。
「相当の音楽好きか、お金持ちなんだね」。
戸川湊斗(鈴鹿央士)が世田谷代田駅の紬のもとに駆け付ける。紬はショックのあまり泣くばかりで何も言い出せず、そのまま内見は取りやめてそれぞれ帰宅する。
自宅で落ち込んでいる湊斗に想からLINEが入る。「青羽の連絡先わかる?」
紬も自宅のソファに座り込んで落ち込んでいる。そこに想から「イヤホンを返したい」とLINEが入る。
カフェで再び会う紬と想。想は、ポケットからおもむろにイヤホンを出してテーブルに置いて帰ろうとする。
引き留める紬。仕方がなく着席する想。スマホのアプリを起動して紬の前に置く。
声を文字に変換するアプリだ。自分の声が文字化されることに戸惑う紬がおかしくて、想の表情がゆるむ。
「元気だった?」
うなずく想。
「青羽も元気だった?」と想はスマホに打ち込む。
元気だと答える紬に、嬉しそうな表情を見せる。
想と会った後、ファミレスで湊斗に会う紬。新しいスカートだと気づく湊斗。
湊斗に想のことを話そうとするが言い出せない。
「想、耳聞こえなかったでしょ」湊斗が既に想の失聴を知っていたことに驚く紬。
「なんで教えてくれなかったの?」紬が不安定になるかと思って、言い出せなかったと謝る湊斗。
そして、居酒屋で会った春尾正輝(風間俊介)にもらった手話教室・手話ふぁみりぃのチラシを渡す。
「覚えたら、想喜ぶんじゃない?次会うとき」。
手話ふぁみりぃで、春尾から手話を習い始める紬。
想に「話したいことがあります」とLINEをする。会っても筆談だからLINEで話すように言う想に、「顔見て話したい」と言って会う約束をする。
カフェで向かい合う紬と想。簡単な自己紹介を手話で披露する紬に、表情がやわらいでいく想。
「好きな人がいる。別れたい」というLINEは、「紬のことが好きだから、悲しませたくなかった」という意味だったと明かされ、2人で涙を流す。
2人で歩いて帰り、別れ際、湊斗から紬に電話が入る。紬と想はすぐそばに湊斗がいることに気づく。
第2話のコトバ
お母さん ごめんね
高校の卒業式の後から、耳鳴りがするようになった想。
台所で一人、うずくまって泣く母の姿を見てしまう。
進学のため上京する際、駅まで送りに来てくれたお母さんに「お母さん ごめんね」と微笑みかけて車を降りる。
ああ、切ない。心配しないでというような表情がまた切ない。
「ずっと耳鳴りみたいなのしてて、すごいうるさい」と言った時の想の表情も、ちょっと子どもっぽくてリアル。
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めめのお芝居が上手すぎてツライ。。
自分が苦しむだけならまだよかった
病気が判明し、耳が聞こえなくなる可能性があることがわかった想。
特別なものなんて何もいらなかったし このままでよかった
卒業して遠距離になることなんてなんでもなかった
というほど紬のことが好きだったからこそ、紬を悲しませたくなくて病気のことを話せない。
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せつない。。
相当の音楽好きか、お金持ちなんだね
想が拾った紬のイヤホンを見て、補聴器だと思う奈々。
「知らないよ イヤホン買ったことないもん」
すぐに調べて、4万円もするイヤホンだと判明。
高価なイヤホンに驚く想と奈々。
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返さないと…と言う想がカワイイ。
好きになれてよかったって思います。思いたいです。
手話教室の春尾先生に、
「もともと耳が聞こえていて普通に話していた人で
そういう人が聞こえなくなったときって声も出せなくなるんですか?」と質問する紬。
春尾先生は「失聴だけが理由で発声できないことは無いと思います。
でも聞こえなくなって話したくないって思う人はいるかもしれません。
始めからないのとあったものがなくなるのは違う感覚だと思うので」と答える。
その感覚を好きな人に例えました。
すごく好きな人います?いたことあります?
すごく好きだけど両想いになれなかったりなれても別れてしまったり。
そいういうとき思いません?
初めから出会わなければよかったって。
この人に出会わなければこんなに悲しい思いしなくて済んだのにって思いません?
その言葉に「好きになれてよかったって思います。思いたいです」と紬はまっすぐ答えました。
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紬はそういう子なんだね。
好きな人がいる、って送った
紬が手話を覚えたことがきっかけになり、8年ぶりに話すことができた紬と想。
8年前に「好きな人ができた。別れたい」という意味だと思っていた最後のLINEは、紬のことが好きだから、悲しませたくなくて別れたいという意味だったと判明。
スマホに打ち込んでは、優しい顔でほほ笑んでスマホの画面を見せる想と、ぽたぽたと涙を流す紬。
「このこと知ったらそうやって泣くと思ったから」
「いや振られて泣いたし。今よりもっと泣いたし」
ずっと硬い表情だった想が、泣きながらほほ笑む姿に心をわしづかみにされました。
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雪が解けるような、美しくて素敵なシーン。。
今は、青羽のこと泣かせない優しい人がいるの?
出た!「彼氏いるの?」ではなく、「青羽のこと泣かせない優しい人がいるの?」と尋ねる想。
それに対し、「佐倉くんは、今は何でも打ち明けられる信頼できる人がいる?」という紬(の心の声)。
第1話でも、「元カレ?」と聞かれた紬が「昔付き合ってた、好きだった人です」と答えてましたね。
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2人は感性が似ているのかしら…
第2話 メモ
紬と想が付き合って、学校中が失恋パンデミックになった。
サッカー部の顧問、古賀先生の冷やかし。
紬と想はモテるけど、その自覚がないらしい。
「部活引退して進路決まって、残りの高校生活で恋愛か。完璧か!」
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そりゃそうだよね~
想の病気は遺伝性かもと医者に言われ、「聞いたことないです」と否定する母。
病院でのシーン。遺伝の可能性を否定する姿、台所でうずくまって泣くお母さんの姿が印象的です。
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お母さんは辛いよね…。自分が代わってあげたいって思うよね。
「コンポタもあります」湊斗はコーヒーとココアとコンポタを買ってくる。
紬の様子を心配して駆けつけた湊斗。
「コーヒーとココア どっちがいい?」「コンポタ」と答える紬に「コンポタもあります」と、ふたまで開けて差し出す。
もう優しさを越えて、必死?
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そこまでしなくても、紬は君のことが好きだと思うよ。
サッカー仲間の拓実は、想が紬を振った理由が耳が聞こえたくなったことが原因で、かつ、紬と想が再会しても「 障がいのあるやつのところわざわざ行かないだろ。昔好きだったからって」と湊斗を客観的に励ます。
想はきちんと生活している感じ
電気を最小限しかつけず、夜の9時過ぎにスーパーから買い物をして帰宅する想。
買い物袋からはネギやビール?の缶が。
台所は生活感があり、キッチンペーパーなどのツールもそろっていて、ちゃんと自炊して生活している感じがある。
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想は、頑張ってちゃんと生きているんだなあ
感想:せつなすぎて死ぬかと思った。
第1話を見て、ドロドロ展開の要素が無いことに戸惑った私ですが、もうドロドロとかじゃない引力に目覚めました。
めめの笑顔が見たい!!
笑って!めめ!
悲しい顔、暗い顔はやめて、高校時代のような屈託のない笑顔を見せて!!
そんなめめ、いや、想くん。
第1話は「好きだから、嫌われたかった」。今度は「悲しませたくなかった」。
おおーい!!
紬、「振られて泣いたし。今よりもっと泣いたし」。
そりゃそうだ。
もうなんなのよ。最近の若い人ってこんな感じなの?
40代にはわかりませんよ、その思考回路。
あんたが悲しかったら、みんな悲しいのよ。
共に笑い、共に泣き、共に生きようではないか!
『もののけ姫』観た事ない?あ、あれは共に生きるけど、最後はサンは森で、アシタカはタタラ場で暮らすのか。
ああ、どうやったら理解できるのかしら。
ドロドロの要素は相変わらず皆無だし、みんな可愛くてイイコ。
だからこそ、せつない。
そして、最後の巧妙なヒゲダン使いよ。。
せつなすぎて瀕死のところで、完全に殺しにかかってくるヒゲダン。
「凍り付いた心には太陽を」
そして「僕が君にとってそのポジションを」
そんなだいぶ傲慢な思い込みをこじらせてたんだよ
ごめんね
誰かの代弁だとしたら、誰の代弁なの?
誰が誰に謝ってるの?
そして最後の最後、湊斗が目に入ったところで、いきなり鳴りやむヒゲダン。
余韻のすごさ。
音が消えてなお、浮かび上がるヒゲダン。
『pretender』以来、長らく曲のタイトルと歌詞が一致しませんでしたが、『subtitle』は覚えました!
いやあ、これは持っていかれますね。
あと、第1話で、ちょっとなんなの?と思った春尾先生は良い人みたい。むしろ、ちょっと安心感すらある。
信じていいのか?信じていいバージョンの風間ぽんなのか?
ああ、もうわからない。わからないけど抜け出したくない。さまよいたい。
なぜならば、ここにいたらいつの日か、めめの笑顔に会えるかもしれないから。
その一心で、私はsilentの森をさまよい続けることにした。
いつか、めめの笑顔に会えるのならば、喜んでさまよおう!!
笑って、やって~。
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