先月見た『あさイチ』の話です。
『魔女の宅急便』の原作者・角野栄子さんが、「戦争を起こさないためにはどうすれば良いか?」と質問されていました。
この難しい問いへの答えは・・・
自分の生活を楽しむ。
コツコツと地道に生きていく。
そうすると、魔法になると思っている。
人の魔法に。
「これがいい」と思ったら、地道に求めて、そして生きていく。
自由で平和な日々、毎日。
と、おっしゃっていました。


この答えを聞いて、『カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし~』での角野さんの言葉を思い出しました。
「若者と88歳の魔女」ということで、母校・早稲田大学で、学生さんと交流された回です。
ある学生さんに、
児童文学の一つのハッピーエンドとして「結婚」があるが、それについてどう思うか?と問われた角野さんは、
色んな人が納得し、そういう暮らしがあったわけだから「ハッピーエンド=結婚」ということを消すことはできない。と答えました。
そして、それに関連して、『魔女の宅急便』の第1巻で、「どうして女の子は魔女になれて、男の子はなれないんだ?」と考えたことをお話しされました。
その問いから、主人公・キキはやがて、ニニとトトという双子のお母さんになります。
ニニは女の子なので魔女になりますが、トトは男の子なので魔女にはなれません。
トトは魔女にはなれないけど、彼なりの魔法を見つけて汽車に乗って旅立つストーリーにしたと。
だから、
だれにでも魔法がある。
で、それは1つ。1つをどう使って生きるかっていうことね。
そこに、どうやってそこに生きるかっていうことに、魔法が生まれてくる。


誰にでも魔法がある。
コツコツやる。
それが戦争をなくす方法。


そして、自分を幸せにする方法なのでしょうね。
最高の案ですよね。一石何鳥?!
魔法って、たくさん繰り出されるものじゃなくて、1人1つというのがいいですね。平等。
コツコツと地道に生きていくって、華やかじゃないけど、魔法なんですね。
キラキラしていない、華やかでもない。
映えない。
うまくいかない。しんどい。イライラする。
それでも、そんな日々の生活をコツコツと大事にしていればいいんですね。

