気温37℃の夏の日に出産してから、もうすぐ一年になります。
2020年8月半ばの出産予定だったので、東京オリンピックで活躍した選手の名前をつけちゃおう♪などと妊娠当初は目論んでおりました。
コロナが無ければ、うちの息子は「カノア」と名付けられたかもしれません。
カノアになり損ねた息子はもうすぐ1歳だというのに未だに反町隆史で泣き止みます。そして、眠りにつきます。
いったい、何歳まで効果があるのでしょうか?ポイズン!
実は、反町隆史以外にも安眠グッズがあったんです。
その名は、トッポンチーノ!
さて、ここでクエスチョン。
トッポンチーノとは、一体なんでしょう?
①新種のキノコ
②東京タワーのキャラクター
③小さなおふとん(おくるみ)
ハイ、正解は・・・
③小さなおふとん(おくるみ)でした〜
トッポンチーノという名のおくるみです。
初めて聞いた時は、
キノコ?
それは、ポルチーニ。
東京タワーのキャラクター?
それは、トッポン。
オイラの生まれは たまねぎ畑?
それは、チポリーノの冒険。
と、一人でやっておりました。
可愛いけれど、なんか引っかかるネーミングは、イタリア語です。
トッポンチーノとは、モンテッソーリ教育で赤ちゃんの環境に最適と言われている小さなおふとん(おくるみ)のことです。
生まれてからの二か月間を「共生期間」といい、その期間をお母さんと赤ちゃんがいつも一緒に過ごすことで、子どもは安心し、「この世界もなかなかいいな」と感じて環境への信頼感が育まれます。
その共生期間にトッポンチーノを使用することで、急激な環境の変化をやわらげ、情緒が安定した楽観的な子が育つ、ということにつながります。
(『わたしのトッポンチーノ』より抜粋)
「モンテッソーリ教育」は、将棋の藤井聡太くんが受けていた教育ということで注目を集めましたね。
略して「モンテ」。
あそこの園はモンテだよね。
モンテどう?
これはモンテのオモチャ。
うちの子にはモンテが合うと思うの。
初めて聞いた時は意味不明で、
居酒屋?
それは、モンテローザ。
ケチャップ?
それは、デルモンテ。
登山?
それは、モンベル。
モンベルは、”モン”しか合っていない。
「家庭でできるモンテッソーリ教育」なんてものもあって、娘が2歳ぐらいの時に、モンテの先生の子育て講座を聞きに行ったことがあります。
たくさんやることがあり、テレビを見せてはいけない等やってはいけないこともたくさんあったのですが、最も印象的だったのは「二足歩行する動物が出てくる絵本はNG」。
『それいけアンパンマン』はもちろん、『ぐりとぐら』もダメなんです。
えーーー!
「アンパンマンはパンです!」挙手する私。
「カバオくんとか出てくるじゃないですか」と先生。
むむむ・・・たしかに。いたわ、二足歩行する動物。
いや、カバオくんを探すまでもなく、写実的なキャラがジャムおじさんとバタコさんしかいない。
私、森の〇〇やさんシリーズめっちゃ読んでた。二足歩行する動物しか出てこない絵本。
それどころか、藤子不二雄と赤塚不二夫のアニメで育ってしまったよ。
『ドラえもん』に『ひみつのアッコちゃん』、『おそ松くん』・・・。
幼稚園の写真の8割は、イヤミのポーズざんす。
私には窮屈で耐えられない!モンテ無理!うちの子は賢くなれない!アホ確定!と頭を抱えていると、先生は「あなたはそれでいいんです」とおっしゃる。
え、いいの?
先生はシドニー在住で、3人のお子さんがいらっしゃいます。
「我が子を天才児にしたい」と第一子を出産後に大学に入ってモンテッソーリ教育を学び、実践。
第一子のお嬢さんをギフテッドのスクールに合格させたところでした。
ギフテッドのスクールとは、選ばれし天才児のみが通うことを許される学校。
す、すげえ。我が子を天才児にしたかったって。
それで天才児が通う学校に入れられたとは、説得力があり過ぎるぞ。
「いくら子どもにとってメリットがあっても、親が楽しめないならやるべきではないです。私は楽しいんです。毎朝早く起きて、同じ時間にヨガを続けられることに喜びを感じる人には、モンテッソーリが向いています。私はそういう人間なんです」と、にこやかにお話してくださいました。
毎朝、早く起きて、同じ時間に、ヨガ・・・。
むーりー。私はモンテッソーリに向いていない!憧れる気持ちはあるけど、無理!と、すっきりとあきらめられました。
あの先生との出会いはありがたかったです。
モンテッソーリを学びに行って、モンテッソーリには向いていない。私はやらないという結論に至ったにもかかわらず、自分を否定されたとは微塵も感じませんでした。
むしろ、自分を肯定できた気がします。
私は私。あなたはあなた。
妙に納得できたのです。
そんなわけで、私はモンテママにはならず、たいていのことは保育園にお任せして約5年。
紆余曲折を経て再び出産の機会に恵まれたわけですが、たまたま「トッポンチーノ」という商品を知りました。
トッポンチーノを商標登録している岡田洋子さんは、『わたしのトッポンチーノ』という屋号でトッポンチーノを製作・販売されています。
お住まいの九州ではトッポンチーノを作るワークショップを開かれているようです。
岡田さんこだわりのオーガニックコットンで手作りされたトッポンチーノは、見るからにフワフワで気持ち良さそう。
完成品は、9,350円。
手作りキットは、7,700円。
替えカバーは、2,750円。
完成品+替えカバーで、計12,100円。
結構高い。(当時の価格です)。
でも、直感しました。
絶対、コレ、使える!!
こんなフワフワのおくるみで抱っこされて、そのまま寝かせられたら、絶対幸せじゃーん!そのまま寝るじゃーん!私、ラクじゃーん!
妊娠中に実母にねだってみましたが、高いと難色を示されたので自分で買いました。
それほどまでにトッポンチーノの可能性を確信していたのです。
産後2日目から使ってみると、トッポンチーノで抱っこしたまま授乳をしてそのまま置ける。
布団の変な位置で着地しても、方向転換も簡単だし、ズズズズズーと引っ張って移動させられるというのが便利。
めっちゃ使える!!めっちゃラク!
君、ふわっふわのお布団で寝られて幸せだねえ。
オーガニックコットンなんだよ〜。
頑張って産まれてきてよかったねえ。
赤ちゃんが穏やかでいてくれると、ママも休めるし、良い事づくめです。
お祝い等のプレゼントにもいいですよね。
『わたしのトッポンチーノ』のトッポンチーノ、オススメです♡