アイドル雑誌『Myojo』を2ヶ月連続で購入してしまいました。
発売日にAmazon Kindle(電子書籍)で。
いつもは主にSnow Manのところだけ中学生に混じってコソコソと立ち読みしてるんです。
Snow Manのところだけなら許されるかなって・・・。
それが、先月は息子が熱を出していたため本屋さんへ行くことができなかったのです。
「一万字インタビュー」が、愛しのSnow Man・渡辺翔太くんの番なのに!!
これはもう立ち読みはあきらめてKindleで買うしかないんじゃないか?
葛藤しました。数時間、悩みました。
ちょっとだけ立ち読みさせて頂くならまだしも『Myojo』を買う?
そんなことが許されるのか?
中2以来です。
『Myojo』は中学生のファンタジー、中学生の特権ではないのか?
いい大人が金でその特権を侵害するのか?聖域を土足で荒らすのか?浅ましいぞ!!
いや、そもそもいい大人が毎月立ち読みしている方が問題ではないか?
たまには買えよ。買いなさいよ!
と、冷静と情熱の間を行ったり来たりした結果、ポチってしまったわけです。
ああ、なんという罪深いことを。
手のひらで私に向けられる輝く瞳と夢あふれる言葉たち。
ま、まぶしい!
そのすべてが、アラフォーに向けられたものではないことは重々承知しております。
ここは中学生の聖域なのよ。申し訳ない!
背徳感にさいなまれながら、お目当てのSnow Man・渡辺翔太くんの一万字インタビューを読み終え、大満足。
期待を裏切らないしょっぴー(渡辺翔太くんの愛称)のまっすぐな言葉に心が洗われる思いがしました。プライスレス!!
その数日後、書店への休業要請が出ました。
かの女帝が「本屋が無ければAmazonで買えばいいじゃない」と言ったとか言わなかったとか?
いやいや、私が中2ぶりのMyojoをKindleで買ったのは、決して都知事の命令に従ったわけではないんだ!!と声を大にして言いたい。
しかし、『Myojo』を買ったこと自体が大きな声で言えないので、声を大にできない・・・。
ああ悔しけり。なんだこの敗北感は。
そして、ひと月が経ち、世はいまだ緊急事態。
再び『Myojo』の発売日がやってきました。
書店への休業要請は解かれたと思うのですが、一度、手を染めてしまった”Kindleで Myojo”という便利さ。
本屋さんでコソコソドキドキしながら立ち読みしなくても数百円でスマホで読めてしまう。
案の定またポチってしまいました。
2ヶ月連続で『Myojo』を購入。
2度目の犯行は冷静と情熱の間を右往左往することもなく、アッサリと。
今月のお目当ては、Snow Man・ラウールくんの一万字インタビュー。
だ・か・ら!そもそも、一万字インタビューってなんなのさ?
なんとなく連載だということはお察し頂けたかと思いますが、来月はSixTONESのジェシーだそうです。
読みたい!
来月の発売日には緊急事態も解除されて、正々堂々立ち読みできる世の中になってほしいです。
そんなことを思っておりましたら、ここ数日、我が家はプチ・パンデミックに見舞われました。
保育園で流行っている感染性胃腸炎に家族全員感染。
夫は38.6°の高熱を叩き出し、もしや?まさかのアレ?と、深夜に東京都の相談窓口に連絡してしまいました。
1LDKの1を夫に与えて念のため隔離。(診察の結果、アレではありませんでした)。
高熱を出した息子が片時も離れず、お昼寝の添い寝をすることになった私が退屈しのぎでKindleで手を出したるは、時の人・星野源さん著『よみがえる変態』。
時の人になったのは何回目?ご結婚おめでとうございます!
みんな大好き♡星野源。
おげんさんのエッセイを初めて読みました。
このエッセイは10年ほど前に連載されていたものらしく、31歳ぐらいのおげんさんの日々と壮絶極まる闘病体験が綴られています。
「こんな僕と結婚する女性はいるのだろうか」みたいなことを吐露し、その人物像からは、数年後にガッキーとご結婚なさる未来は到底、想像できません。
しかし、淡々と的確な言葉で綴られる文章から、彼の非凡さがビシビシ伝わってきます。
アホな男子だと呆れていると、ハッとするほど聡明な一撃を喰らわされます。
2度のくも膜下出血による闘病は、文字通り死ぬほど辛そう。
こんな痛い辛い思いをした人の未来に、素晴らしいご活躍とハッピーな結婚、あの歌あのドラマあの映画があると思うと、泣けます。
私は、非凡な彼の人生を垣間見て、平凡である自分の幸せに気づいてしまいました。
役者・シンガーソングライター・文筆業を一流でこなしてしまう多才さがそのまま超多忙につながっているおげんさんは、自身の置かれている状況を「ものづくり地獄」と表現します。
「ものづくり地獄」とは、作っても作っても満足できない制作作業のことを言う。たまに「これはすごいものができたぞ」と思えても、しばらくすれば「まだまだ」「さらにすごいものを」と求めて彷徨い繰り返す。
(中略)
簡単に言うとクリエイティビティの追求なのだが、そんなお洒落な言葉よりも「ものづくり地獄」の方が、毎回ストレスとプレッシャーで押しつぶされながらも笑顔でゲロ吐きながら作ってる「楽し辛い」感じがしてぴったりである。
受け身でミーハー、J-POP大好きな私がこれまで享受してきたハッピーはすべて、誰かの「ものづくり地獄」の産物なのだとひれ伏す思いがしました。
『よみがえる変態』おすすめです。
面白くて一気に読んでしまうので、新幹線などの移動中に読むのも良さそうです。