12月30日。
ぐっちゃぐちゃのリビングで、試験勉強から逃避する中学生のごとく『天皇の料理番』の一挙放送をエンドレスで見ながら、スマホでこれを書いております。
娘(小1)がスライム作りにハマり、家中のスライム汚れを追いかけているうちに大掃除をする気力がなくなりました。
先日、娘の友人親子と原宿に行きました。
この時期に原宿駅に降り立つと、近くにあるNHKホールに思いを馳せてしまいます。
紅白のリハーサル、やってるのかなあ?
紅白歌合戦、私は今年も見ますよ〜。
我が愛しのSnow Manはもちろん、韓国のガールズグループ・ルセラフィムも出るし。
キーナちゃんこと氷川きよし氏の限界突破ラストステージも見届けたいし。
工藤静香、篠原涼子、鈴木雅之あたりも気になる。
やっぱ好っきゃねん、90年代。
原宿で、子ども達が行きたがっていたファンシーなお店に入ったら、
「ナイティンナインスリー 恋をした〜」
という歌が流れてきました。
「oh〜 君に夢中〜」
・・・クラス!!
お互いに正式な年齢は知りませんが、まあだいたい同い年ぐらいだろうと踏んでいるママ友と目が合います。
クラス・・・だよね?!
classという男性デュオが歌う『夏の日の1993』。
ちょっとちょっとなんなのよ。
なんで2022年の原宿で、クラス?
笑う〜。
来年、2023年だよね?
トゥーサウザントゥエンティースリーが来ちゃうよ。
ってことは、30年前?!
ひゃだーーー!
classで盛り上がってしまいました。
紅白で、マーチンこと鈴木雅之は『違う、そうじゃない』を歌うそうですよ。
いいですね〜。
工藤静香は何を歌うのか知りませんが『慟哭』がいいなあ〜。
最近、いくつかの歌番組で拝聴し、お風呂の中でちょっと似せてるつもりで歌っていたら「気持ち悪いからやめて」と娘に一蹴されました。
「聞けよ 嫌よ 聞けよ 知ってるわ〜」
中島みゆきの歌詞が秀逸ですよね。
菊池桃子とセットで思い出します。(工藤静香と菊池桃子のドラマの主題歌でしたよね〜)
菊池桃子と言えば、マーチンとデュエットしてましたね。
今日は渋谷で、5時〜♪
2人で、サボタージュ。
バブルが弾けてもなおバブル臭が消えない1993年あたりの匂いがします。
篠原涼子の”いとせつ”こと『恋しさとせつなさと心強さと』は、小室サウンドでバリバリ不景気な感じ・・・。
1993年あたりのJ-POPは現実を見ようとしない、バブルの香りが抜けきらない感じがしますが、
1994年からは現実を無視できなくなって、不景気の匂いが立ち込めている気がします。
小室サウンド、ミスチル、スピッツ、ウルフルズ・・・
なんとなくですが、不景気な感じ。
知らんけど。(←流行語!)
て、いうか、さ!
原宿で嫌な予感がしました。
これってもしかして、「平成レトロ」ってやつ?!
「平成レトロ」、ご存知ですか?
私は昨年、通っていたデジハリの先生(確実に平成生まれ)に、
「『101回目のプロポーズ』って見たことありますか?」
と聞かれた時に知りました。
私 「え?」
先生「あ、『101回目のプロポーズ』知りませんか?」
私 「いや、知ってるも何も…」
放送中に生きとったわ!!
生まれて初めて「『101回目のプロポーズ』見たことありますか?」と聞かれました。
「『ドラえもん』見たことありますか?」とか「ポッキー食べたことありますか?」みたいな質問ですよ。
「あるに決まってんだろ!」という質問をされると、人は狼狽するものなのですね。
「あれ、ヤバくないっすか?」
と、目の前の若者(業界では有名なすごい先生らしいけど)は聞いてきます。
「な、何が?何がヤバいの?」
江口洋介が武田鉄矢の弟ってところ?
石田ゆり子が今も変わらず可愛いこと?
浅野温子のクセの強さ?
何がヤバいと思ってるんだ?
「いや、それもあるんすけど〜、あのトラックの前に出ていくやつ。あれ、ふつーに危ないじゃないっすか〜」
そ、そこ?
いや、あれは、当時だって物議も醸していたけれども。
そこ?
いくら平成の時代でもあんな奴はいなかったわよ。
とんねるずだってさんざんネタにしてたわよ。
「僕は死にましぇん」って、さんざんやりましたとも、みんな!!
「あなたが、しゅきだから!」って。
その時、若者に平成初期のドラマがウケていること(配信で見られるのです)、平成初期の文化が「平成レトロ」と呼ばれていることを知りました。
なんだと?
平成を・・・
平成を・・・
勝手にレトロ呼ばわりするなーー!!!!
叫びたい気持ちを抑え、平静を装ってパソコンに向かいました。
いや、平成レトロって、昭和レトロみたいに言うなよ。
終わったからって、レトロにするなよ!と思ったけど、私だって昭和生まれ。
昭和初期の文化を「昭和レトロ」と呼んでいるではないか。
ということは、平成生まれが、自分が生まれる前の時代を「平成レトロ」と呼ぶのは同じこと?
いつまでたっても来ぬ人と、死んだ人とは同じこと?
いやいや、もうよくわかんない。
考えるの、やめよう。
しかし、あれから一年。
平成レトロブームは無視できなくなりました。
結局、あれもこれも平成レトロってことなのか?
まあ、なんでもいいが、甘んじて受け入れようではないか。
平成レトロ、最高じゃん。
ドラマはトレンディーだし、J-POPはイケイケだし。
リバイバル、上等。
若者が歌う「既読がつかない」という歌詞よりも、
「ポケベルが鳴らなくて恋が待ちぼうけしてる」方が趣きがあるではないか。
「消せないアドレス Mのページを指でたどってるだけ」もいいよね。
でも、ダイヤル回して手を止めたことがある人は、平成生まれにはいないですかね。
ポケベル、紙のアドレス帳、ダイヤル式のコード付き電話。。
アイテムが謎ですね。
やっぱり、レトロ呼ばわりされても仕方ないか。。