切なすぎる秋~ドラマの季節がやってきた~

切なすぎる秋~ドラマの季節がやってきた~

朝ドラ『ちむどんどん』が終わり『舞い上がれ!』が始まってひと月が経ちました。
『ちむどんどん』とは気が合わず、朝ドラウォッチャーとしては苦行の日々でした。
しかし!その苦行の最中、次の朝ドラ『舞い上がれ!』に我が推し・Snow Manの目黒蓮くんが出演することが発表されたのです。

きゃ〜〜たいへーん!!
放送開始までに3ヶ月ぐらいあるのに『舞い上がれ!』に舞い上がり、そりゃあもう大変な騒ぎです。

「『ちむどんどん』早く終われ〜。早くめめ(目黒蓮くんの愛称)を出せ〜」と念じる毎日で、『ちむどんどん』がさらに長く感じました。

目次

舞い上がれ!

そうして始まった『舞い上がれ!』は、定番の子ども時代からスタート。
『ちむどんどん』は変化球朝ドラでしたが『舞い上がれ!』はド直球朝ドラ。
全国の朝ドラファンが好きな朝ドラ。待ってました!こういうの!
田舎のおばあちゃんが高畑淳子って、そりゃ泣くでしょ。
朝から滂沱の涙です。

めめの出演を心待ちにしながら、子役パートが終わる寂しさを抱え、主人公を見守る日々。
毎日15分の贅沢を味わっているのですが、今期は他の連続ドラマも大豊作です。

だいたい私は、連ドラを毎シーズン1つぐらいしか見ておらず、今夏は『初恋の悪魔』にどハマりしていました。
どハマりできるドラマが1つあるだけでも幸せかつ忙しくなるのですが、今秋の連ドラは大豊作で、目と時間が足りない事態になっています。

皆さま、『TVer』はお使いでしょうか?
民放公式テレビ配信サービス•TVer(ティーバー)。
放送から1週間はTVerで配信されるので、私は連ドラをTVerで見ています。

しかも最近は、1週間を超えても見られることも多くタダで追っかけが可能に。
ああ、なんて良い時代!!
台所で炊事をしながら、料理をしながら、ちょっとした時間に再生しています。

ここで、私のおすすめ連ドラを3つご紹介したいと思います。

エルピスー希望、あるいは災いー

フジテレビの月曜10時と言えば『SMAP×SMAP』(スマスマ)が細胞に刻まれた世代なのですが、いつの間にかドラマ枠になっていたんですね。
『エルピス』、すごい面白いです!

主演は長澤まさみちゃんで、女性のプロデューサーと脚本家が魂込めて作っている感じがビシビシ伝わってくる骨太サスペンスドラマ。
絶対に男性には作れないと思うドラマで、第一話はセクハラ・パワハラ・モラハラのオンパレード。(もしかしたら、これからずっと?)

心を病みながら戦う長澤まさみの姿に、吐き気がするほど共感しました。
そして、鈴木亮平がめっちゃカッコいい・・・。

拾われた男

既にBSで放送が終了したようですが、総合テレビで火曜日10時からやっている『拾われた男』もいいです~。
テンポ良くセンス良く進んでいく感じが新しい!

芸達者・仲野太賀くんが主演で、俳優の松尾愉さんの役です。(『拾われた男』は松尾さんの自伝です)。

先週の第三話がすごく面白かったです。
井川遥さんが井川遥役で出演。
「癒し」を求められる全盛期の井川遥の苦悩が描かれていて、こちらも吐き気がするほど共感しました。
芸能人って大変だなあなんて。
そして、お美しい~。

silent

はいはいはーい!!
ありがとうございまーす!!

我が推し・目黒蓮くん主演!!
(厳密には、川口春奈さん主演)。

木曜10時に既に4話まで放送されていますが、TVerで未曾有の大盤振る舞い・全話無料放送中と、大ヒットしてしまいました。

この話は、高校時代の恋人(目黒蓮)が高校卒業後に病気で耳が聞こえなくなってしまう話です。
6年ぶりに再会した主人公(川口春奈)が現在の恋人とかつての恋人との間で揺れている感じ。。

耳が聞こえないのでコミュニケーション手段は手話です。
これはもう『愛していると言ってくれ』『星の金貨』以来の手話ブーム来たるかっ?!
なんて思ったのですが、90年代よりテクノロジーが進化しています。
手話の他にも、スマホやタブレットの便利ツールがあるんですね。
『愛していると言ってくれ』で「FAX」の手話を習得し未だに覚えていますが『silent』にFAXは登場しません・・・。

しかし、なんといってもコミュニケーションの基本といえばスマイル。
微笑みです。

耳が聞こえなくなっためめの微笑みが、優しくて切ない・・・。

愛しさと切なさと…心強さと!?と思ったら、めめのお母さん役は篠原涼子さん。

めめの微笑みはすごい新しいんですよ。
新感覚スマイル。
従来のアイドルスマイルとは一線を画す「素のまんま」感。(スノーマンだけにね!)
マスコミに向ける笑顔ですら「君に会えて安心したよ」みたいな笑みなのです。

わかりますか?
フワッとした笑みなのです。

胸に手を当てて「日本の家族の皆さん」とほほ笑むペ・ヨンジュン以来の衝撃。
ちょっと恥じらいつつ、でも視線は真っ直ぐで、フワッとほほ笑むめめ。
フワッなのに輝きは100万ボルト。ビビビビビ。

『silent』は、そんなめめのほほ笑みを堪能できるドラマでして、見終わると毎回切なすぎて死にそうになるのですが、そのポイントの1つが「若い奴らの思考回路が理解できない」というところにありまして。

90年代には成立しなかったと思うほどドロドロしないんです。
泣ける三角関係って何よ?
わかりやすく悪い奴がおらず、みんなイイコ。
そして、みんながそれぞれ泣いている・・・。

全員が自分以外の誰かを思って身を引いて、ぶつからないからドロドロしない。
サラッサラ。

ぐわー。
なんでよ?なんでそうなる?
「みんなに気を遣わせたくない」ってなんだそれ!!
「悲しませたくなかった」ってあんたが悲しかったらみんな悲しいのよ!!
泣けるし切ないんだけど、まじで若い奴らわかんねえなと今のところ毎回思っております・・・。

いや、こんなんじゃドラマにならねえよというようなストーリーなのに、しっかり泣けるドラマになっていることへのジレンマ?
既定路線にハマらずに、どこへ連れて行かれるのかわからない不安とワクワク感。
登場人物が少ないのにまったく先が読めない。
もしかしたら私は、その”わからなさ”を「若い奴らの思考回路が理解できない」と思っているのかも。

新しいのは、めめの微笑みだけじゃないのかもしれません…。

心があっちへこっちへ、え!そっち行く?と持って行かれているうちに、ヒゲダン(Official髭男dism)の複雑なメロディと伸びやかな歌声が聴こえてきたら終わりの合図です。
くぅ〜、なんだよヒゲダン!ここで出すなよヒゲダン!
畳み掛けるように泣かせにかかるヒゲダンに悶え苦しむ最後なのです。

これは反則よーー。

朝ドラの高畑淳子、最後のヒゲダン、ついでに、普通にカッコいいエリート役の鈴木亮平。。
えげつない反則技すべてに引っかかっている私です。

ドラマの秋、いいですね~。

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