雪は記憶の栞。

雪は記憶の栞。

昨日、東京に雪が降りました。
大雪だったそうですが、体感的にはそれほど降った感じはありません。

“東京に”と言ってみましたが、私は東京に住んでいるという自覚もありません。
「東京」というと、やはり東京駅周辺?
都心部を差す言葉のような気がして、自分のこととは思えません。

5cmぐらいの降雪で大騒ぎの東京都。
ニュースによると、4年ぶりだそうです。


4年前・・・あった。
確かに、あの時はすごい雪だった!

その前は、さらに4年ぐらい前。
ソチオリンピックの頃に、大雪を超える「ドカ雪」が降ったことがあったなあ。
命がけで通勤したり、人生で初めて作った生チョコを食べながらソチオリンピックの開会式を見ていたら、生チョコが止まらなくなったり。
半年前から予約していた、白子の牡丹鍋を食べる会がキャンセルになったり。
ママ友グループLINEで自宅前の降雪状況を報告し合っていたら、一人のママ友がちょうどネットワークビジネスにハマって人が変わってしまったところで、なぜか怒らせてしまったり。(なんじゃそら)。
もっと言うと、あまり雪が降らない神戸に雪が降ったという小学校1年生の頃の記憶までよみがえります。

私にとって、「雪が積もる」ということは数年に一度の珍しい出来事。

とはいえ、基本的に、雪がニガテです。
私は、冷え性の寒がりなので、雪と聞いただけで、シッポ巻いて逃げ出したくなります。
しかし、今回は大喜びで庭駆け回る犬(娘・6歳)がいるのでそうもいきません。
昨日もしっかり、公園へと繰り出し、雪合戦をする羽目になりました。

昨日、保育園大好きっ子の娘がめずらしく「のどが痛い。保育園お休みしたい」と言って家におりました。

家ではYouTubeをずーっと見てバカ笑いをして、かなりお元気の様子。
雪が降り始めるのを待ち構えておりました。



実は前々日、保育園で娘の靴が片方無くなるという事件が起こりました。
帰ろうと思ったら、片方の靴が無いのです。
年明け初日で、半分ぐらいの子が欠席している閑散とした靴箱を何度も探しましたが、無い。
仕方なく、園庭用の靴で帰宅しましたが謎でした。
片方だけ?誰が何のために?

私の仮説は一つ。
何かの拍子で、靴箱から靴が落ちる⇒好奇心旺盛なチビッ子が拾う⇒親が目を離した隙に、自分のバッグに入れてしまう⇒帰宅後、親、ビックリ。なんじゃこの靴?⇒翌日、保育園に返される。

しかし、真相は違いました。
翌日、保育園の敷地外に娘の靴が落ちているのを職員さんが発見しました。
そして、先生方が防犯カメラを確認したところ、迎えに来ていた小学生(園児のきょうだい)が、おもむろに娘の靴を靴箱から取り、外へ放り投げる様子がうつっていたそうです。

小学校はまだ冬休みなので、親と一緒に下の子を迎えに来ていたようです。
コロナの影響で小学生は園内に入れないので、靴箱のところで小学生が待っている姿はよく見かけます。

私としては靴も戻ってきたし、娘が標的になったというよりは、たまたま目についたのが娘の靴だったようなので、これにて一件落着。で、良いのですが、やはり、その小学生の行動は気になります。
個人が特定される情報は聞けないのですが、なんとなく、女の子だという気がしています。
何を抱えているのか、まわりの大人へのアピールなのであれば、拾ってあげてほしい。先生ともそんな話をしました。

娘には先生から「外で見つかった」という話があったようですが、「どうやって自分の靴は外へ行ったのか」と気になっているようでした。そりゃそうだ。
詳しい話をした方が良いのか、ぼかした方が良いのか。
そもそも、「なんでそんなことをしたのか」ということは大人にもわからないし、もしかしたら、やった本人もわかっていないかもしれない。
「どうして?」と聞かれて、自分の行動や気持ちを言語化することは大人でも難しい。

そんなことがあり、「のどが痛い」というのは風邪症状ではないだろうと思いつつ、昨日は家で様子を見ることにしました。
一応、娘の言うことを肯定するために「のどが痛い時には紅茶を飲むと良いだけど、飲んでみる?」と誘ってみました。

娘、思いがけず紅茶デビュー。
スーパーで購入した『トワイニング BEST5』という5種類のティーバッグが入っている箱を開けて選びます。
考えてみれば、おうちでティータイムなんて数年ぶり。娘にとっては初めてかもしれません。
普段はしまい込んでいるノリタケのティーカップ&ソーサーに娘のテンションが上がります。
お砂糖やミルクを入れるカワイイものは無いので、台所にある砂糖壺をドンっとテーブルに。

そんなティータイムでしたが、娘はたちまちプリンセスに。
「とっても美味しいですわ」。
よかったです。
次々とティーバッグを開けて、匂いを嗅ぎ、次はこれ、とお湯に浸して楽しそう。

「美しい味がしますわ」とアールグレイが気に入ったようでした。
美しい味とは、なんとも素敵な表現ですが「このラムネの味がたまらな~い」とも言っていました。
ラムネ?

ティータイムが終わる頃に雪が降ってきたので、『アナ雪』のエルサのトレーナーに着替えて公園へ。


娘にとっては、とても楽しい一日だったようです。
4年ぶりの雪も、6歳児にとっては人生初の雪。
6歳だったら、きっと記憶に残っていると思います。
これからも雪が降るたびに、公園に降り積もる雪や紅茶のことを思い出してくれるかな。

ショックな出来事もあったけど、雨降って地固まる?
・・・雪だけど。

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